

カタストロフと美術のちから展
Catastrophe and the Power of Art
先行き不透明な混沌とした時代に、アートだからできること
・会期:2019年1月20日(日)まで
・森美術館(六本木ヒルズ森タワー53F)


ジョルジュ・ルース / Georges Rousse
1947年 パリ生まれ、同地在住。
星は空に輝いて/ L'Etoile braille dans le ciel(The star shines in the sky)


ルースは1980年代より、写真を記憶と再生のツールと捉え、破壊され遺
棄された建物を利用し、カメラのある特定の視点からのみ見ることが可
能な、儚さを伴う作品の制作を続けてきました。ルースは2013年4月に
来日し、東日本大震災で被災して取り壊しが決まった、宮城県のカフェ・
ロワンの内部を、ボランティアの協力により部分的に塗装し、ある地点
からのみ青色と白色の星が浮かび上がる空間を作り写真に収めました。
星は夏目漱石などの俳句から着想を得たもので、青と白のイメージは昼
と夜、ネガとポジの関係にあります。本展では、カフェ・ロワンの写真
を再構成し、ある一点に立つと金色の星が現れるインスタレーションと
発展させました。消え去った場に新しい息吹を吹き込み未来へと繋ぐ希
望の星は、写真の中で永遠に輝き続けるでしょう。
(展覧会場のキャプションより)



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