2012年11月23日

映像作家「さわひらき Whirl」展


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「さわひらき Whirl」神奈川県民ホールギャラリー


彼の作品は日常の中にファンタジーの要素を少し入
れることにより詩的な世界を創りだしています。
スローな映像と会場に流れる音(環境音楽)が
静かに語りかけてくれる心地よい展覧会でした。

展覧会・11月24日(土)まで
さわひらき Whirl/神奈川県民ホールギャラリー
神奈川県横浜市中区山下町3−1
tel:045-662-5901

さわひらき「Going Places Sitting Down」YouTubeより



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posted by 城谷斉彦 at 21:59| 展覧会/ギャラリー/イラスト

タイポグラフィーの講演


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講演「欧文タイポグラフィの冒険」桑沢デザイン研究所にて


先日、タイプデイレクターの小林章さんの
講演「欧文タイポグラフィの冒険」(桑沢
デザイン研究所にて開催)に参加しました。
講演は(事前に集めた)参加者からの質問
に小林さんが答えていくというかたちで進
行しました。
・文字に興味を持ったのはいつですか?
・一番好きな書体はどれですか?
(この質問には、僕が好きな書体は3000か
ら4000ぐらいあるので答えられませんね。)
中盤からは、書体デザイナー・フルティガー
さんの仕事の仕方とご自身との共通点につ
いて、新しく手掛けた書体「Akko」の制作
秘話、京都の料亭で出たサラダの盛りつけか
ら「他人の目になること」の大切さ、それが
タイポグラフィーをする上で重要なことであ
る等々、予定していた2時間はあっという間
に過ぎていきました。
最後におすすめの本を教えてくださいという
質問に
「木のいのち木のこころ・天」西岡常一
「欧文活字」高岡重蔵 烏有書林
「欧文組版」高岡昌生 美術出版社
3冊がピックアップされました。
そのうちの1冊「木のいのち木のこころ・天」
を読んだので、琴線にふれた西岡さんの言葉
を1つ選んでみました。

『育てるということ』
人の心というやつは形が見えませんさかいに
難しいんですな。体は飯を食わせれば大きく
なりますが、心はそうはいきませんやろ。
心の糧(かて)は五感を通して心の底に映る
万象を正しゅう判断して蓄えること。これが
心に飯を食わすということですな。この心に
糧を与える手助けをするのが教育というもん
でっしゃろうな。
(書籍:木のいのち木のこころ・天
 著者:最後の宮大工棟梁 西岡常一  
 聞き書き:塩野米松
 新潮OH!文庫)

*写真は、講演の中で紹介された
左利きの女性カリグラファー、ゲイナ
ー・ゴフェさんの書体Hamada。


デザインの現場 小林章の「タイプディレクターの眼」



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posted by 城谷斉彦 at 21:36| 桑沢デザイン研究所